AIガバナンスおよび創造的整合性ポリシー

AI Governance & Creative Integrity Policy

1. 目的

AIクリエイターズ(以下「本プラットフォーム」)は、生成AIを単なる制作ツールではなく、創造構造を設計し、実装し、検証するための基盤として扱います。

本ポリシーは、企業・研究者・AIクリエイターが協働するにあたり、AI活用に関するガバナンス、創造的整合性、権利および契約の前提を明確化するものです。

1-2. 運営主体の立場

本プラットフォームは、創造的協働を促進する基盤であると同時に、プロジェクトの内容および合意形態に応じて、契約主体または統括主体となる場合があります。

各プロジェクトにおける契約関係、責任範囲および役割分担は、当該プロジェクトに関する個別契約または合意書により明確に定めます。

2. 適用範囲

本ポリシーは、本プラットフォーム上で提供・掲載・共有される一切の成果物・資料・投稿・提案・プロトタイプ・制作途中素材・研究成果物等(公開・非公開を問わず)および、それらの制作・運用プロセスに適用されます。

また、参加者(企業・研究者・クリエイター等)が本プラットフォームを通じて行う共同プロジェクトにも適用されます。

2-2. 用語・主体

本プラットフォームでは、AIに関わる主体を必要に応じて以下の観点で整理します。

AI開発者:モデルまたはシステムを開発・改善する主体
AI提供者:AIをサービスや製品として組み込み提供する主体
AI利用者:事業活動としてAIシステムまたはサービスを利用する主体

*参加者は複数の立場を兼ねる場合があります。

3. 人間中心の創造原則

生成AIは補助的手段であり、企画、構造設計、編集、最終意思決定は人間が担うことを原則とします。

本プラットフォーム上の成果物は、必要に応じて以下の創作的判断・検証工程を含みます。

  • コンセプト設計および表現意図の設定
  • 表現構造・世界観設計に関する研究および検証
  • プロンプト設計および生成条件の最適化
  • 生成結果の選択・比較・編集・再構成
  • 複数AIツールおよびモデルの統合的運用
  • 実験的生成と反復的検証を含む研究工程
  • 手作業による編集・合成・調整・修正・最終決定

これらの工程を経た成果物は、単なる自動生成物ではなく、人による創作的寄与および研究的判断を伴う表現として取り扱われます。

なお、生成AIと著作権の関係については、文化庁が公表する資料等を参照しつつ、法令に基づいた運用を行います。

参照:著作権施策に関する総合案内ページ|日本文化庁

4. 権利と契約の明確化(プロジェクト原則)

本プラットフォームでは、当該プロジェクトごとに以下を事前に合意し、文書(契約書・発注書・合意書等)で明確化します。

  • 成果物の権利帰属(著作権・著作者人格権の取扱いを含む)
  • 利用範囲(媒体・期間・地域・二次利用可否・再許諾可否等)
  • クレジット表記、守秘義務、公開条件
  • 生成AIの利用範囲(使用ツール、入力データ、出力の扱い等)

*当該プロジェクトに関する個別契約が未締結の場合の利用、合意範囲外の二次利用・改変・転載等は認めません。

5. 学習データ・入力データ・第三者権利への配慮

本プラットフォームは、利用するAIツールの規約および関連法令を遵守し、第三者の権利を侵害する目的での利用を行いません。

また、機密情報・個人情報・第三者権利物の取り扱いについて、当該プロジェクトの特性に応じて適切な管理措置(入力制限、匿名化、共有範囲制御等)を講じます。

6. 透明性と説明可能性

企業・研究者・クリエイターとの協働において、合理的な範囲で以下を説明可能な状態に保ちます。

  • 生成AIを利用している事実および利用範囲
  • 制作プロセス(構造設計・編集・検証の考え方)
  • 成果物の能力・限界・前提条件(必要に応じて)

6-2. 責任の所在

各プロジェクトにおける最終的な意思決定および公開責任は、当該プロジェクトに関する個別契約で定めた当事者が負います。

本プラットフォームは、合理的な範囲で情報提供および説明協力を行います。

7. 安全性・公平性・プライバシー・セキュリティ(リスクベース)

本プラットフォームは、リスクの大きさおよび蓋然性に応じた対応(リスクベース)を行い、必要に応じて検証および見直しを実施します。

また、差別・偏見を助長する運用の回避、プライバシー保護、セキュリティ確保に努めます。

8. AI学習利用・データセット化等の禁止

本プラットフォーム上の成果物・投稿・資料・プロトタイプ等を、以下の目的で利用することを禁止します(事前の明示的合意がある場合を除く)。

  • 機械学習、モデル訓練、データセット構築
  • 埋め込み生成、スクレイピング、クローリング、収集・転載の自動化
  • これらに類する分析・再配布を目的とした二次利用

9. 公正競争・教育・イノベーション

本プラットフォームは、参加者の学習・リテラシー向上、健全な競争環境、実装を通じたイノベーションの促進を重視します。

10. 違反・不正利用への対応

本ポリシー違反、権利侵害、信用毀損、虚偽情報の拡散等が確認された場合、状況に応じて以下を行うことがあります。

  • 削除要請または利用停止要請
  • 利用経緯および事実関係の確認
  • 是正要請
  • 必要に応じた法的措置の検討
  • 損害が発生した場合の請求

11. お問い合わせ

本ポリシーは、個別契約・個別プロジェクトの合意に優先するものではなく、協働の前提となる共通ルールを示すものです。

本プラットフォームを介して実施されるプロジェクト、またはAIクリエイターズが契約主体もしくは統括主体となる当該プロジェクトに関するご相談は、所定の窓口よりご連絡ください。

参加者間で直接締結された契約、または外部AIツール・サービス提供者に関するお問い合わせについては、当該当事者または提供者へ直接ご連絡ください。

問い合わせフォーム:https://ai-creators.tech/contact/

12. 外部指針との整合

本ポリシーは、総務省・経済産業省が示す「AI事業者ガイドライン」における共通の指針(人間中心、安全性、公平性、プライバシー保護、セキュリティ確保、透明性、アカウンタビリティ、教育・リテラシー、公正競争確保、イノベーション)等を参照し、運用します。

参照:AI事業者ガイドライン|総務省・経済産業省

13. 準拠法および管轄

本ポリシーの解釈および適用は、日本法に準拠します。
本プラットフォームに関連して生じる紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

本ポリシーは、必要に応じて改訂されることがあります。

制定日:2026年2月28日