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	<title>インタビュー | AIクリエイターズ</title>
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	<title>インタビュー | AIクリエイターズ</title>
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	<item>
		<title>AIは視覚言語になる｜Minouche Hijkoop氏インタビュー</title>
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		<dc:creator><![CDATA[aratama 璞｜AI Creators 編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 10 Aug 2026 00:13:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>生成AIによって、誰もが印象的な画像や映像をつくれる時代になりました。しかし、AIで美しいビジュアルを生成できることと、人の記憶に残る世界をつくることは、同じではありません。 これからのAIクリエイティブに求められるのは [...]</p>
<p>The post <a href="https://ai-creators.tech/media/interview/minouche-hijkoop/">AIは視覚言語になる｜Minouche Hijkoop氏インタビュー</a> first appeared on <a href="https://ai-creators.tech/media">AIクリエイターズ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>
生成AIによって、誰もが印象的な画像や映像をつくれる時代になりました。しかし、AIで美しいビジュアルを生成できることと、<b>人の記憶に残る世界をつくること</b>は、同じではありません。
</p>
<p>
これからのAIクリエイティブに求められるのは、単なるプロンプト技術ではなく、<b>視覚言語、感情の設計、キャラクターの一貫性、物語の明確さ、そして作品全体を貫くアイデンティティ</b>です。
</p>
<p>
今回、AI Creatorsでは、オランダを拠点に活動するAImaginist / VFX Prompt Designer、<b>Minouche Hijkoop氏</b>にインタビューを行いました。Minouche氏は、AIシネマティック・アイデンティティ・スタジオ「Shine by Nous」のFounderであり、日本のAIクリエイター<b>Kasamacura氏</b>とともにプロジェクト「PHI」を共同創設しています。また、Adobe Firefly Ambassadorとしても活動し、18以上の主要AIプラットフォームと関わりながら、AIによる映像表現、キャラクター設計、シネマティック・アイデンティティの可能性を探求しています。
</p>
<p>
本記事では、AI Creative Architect / Artistとして活動する <b>aratama 璞</b> がインタビュアーを務め、Minouche氏の言葉をもとに、<b>AIを新しい視覚言語として扱うとはどういうことか</b>、そしてAIネイティブな制作がどこへ向かうのかを掘り下げます。
</p><figcaption class="wp-caption-text" style="text-align:left;">※本記事は、Minouche Hijkoop氏への書面インタビューをもとに構成しています。回答は、趣旨を損なわない範囲で日本語へ翻訳・編集しています。</figcaption><h2>プロフィール</h2>
<h3>Minouche Hijkoop氏｜AImaginist / VFX Prompt Designer</h3>
<p><img decoding="async" src="https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/08/Minouche1.webp" alt="Minouche Hijkoop｜AImaginist / VFX Prompt Designer" width="300" class="aligncenter size-full wp-image-7740" srcset="https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/08/Minouche1.webp 1920w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/08/Minouche1-768x1024.webp 768w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/08/Minouche1-1152x1536.webp 1152w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/08/Minouche1-1536x2048.webp 1536w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/08/Minouche1-150x200.webp 150w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/08/Minouche1-450x600.webp 450w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/08/Minouche1-1200x1600.webp 1200w" sizes="(max-width: 1920px) 100vw, 1920px" /></p>
<p>
Minouche Hijkoop氏は、オランダを拠点に活動する<b>AI Artist / AImaginist / VFX Prompt Designer</b>です。AIシネマティック・アイデンティティ・スタジオ「Shine by Nous」のFounderであり、日本のAIクリエイター Kasamacura氏とともにプロジェクト「PHI」を共同創設しています。
</p>
<p>
高いインパクトを持つAI画像・映像制作を専門とし、<b>ビジュアルストーリーテリング、スタイル開発、シネマティック・アイデンティティ、キャラクターシステム、VFXプロンプトデザイン</b>に取り組んでいます。
</p>
<p>
世界で最初の20名に選ばれたAdobe Firefly Ambassadorの一人として活動し、複数の主要AIプラットフォームと関わりながら、新機能の検証、ユーザー体験の改善、プロフェッショナル制作におけるAI活用の可能性を探求しています。作品は<b>AI Film Awards Cannes 2025</b>に選出され、<b>Bali International AI Film Festival 2025</b>ではファイナリストに選ばれています。
</p>
<div class="linkcard"><div class="lkc-external-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://ai-creators.tech/creators/shinebynous/" target="_blank" rel="external noopener"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=ai-creators.tech" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">ai-creators.tech</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/pz-linkcard/cache/289843f97c8bdd9f3a8462be47f547bd9d7d23bfbcda26184a0da4d23a0f8e77.jpeg" width="100px" height="100px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">Shine by Nous</div><div class="lkc-url" title="https://ai-creators.tech/creators/shinebynous/">https://ai-creators.tech/creators/shinebynous/</div><div class="lkc-excerpt">AIアーティスト｜VFXプロンプトデザイナー｜クリエイティブパートナー オランダ出身の Minouche Hijkoop です。Shine by Nous の創設者であり、日本の Kasamacura 氏とともに PHI を共同設立しています。</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div>
<p><!-- ============ Chapter 1 ============ --></p>
<h2>Chapter 1　AIクリエイターは、どこから生まれるのか</h2>
<div style="max-width:300px; margin:0 auto 15px;"><iframe width="478" height="850" src="https://www.youtube.com/embed/q0eTtx5Cqeo" title="MinimaxH3" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div>
<p>
Minouche氏のキャリアは、最初からAIアーティストとして始まったわけではありません。以前は建築設備エンジニアリングの分野でテクニカルマネージャーとして働き、構造、計画、コスト計算、プロジェクト提案、クライアントの技術的課題の解決に携わっていました。
</p>
<p>
AIクリエイターというと、映像、デザイン、アートの出身者を思い浮かべがちです。しかしMinouche氏の背景が示すのは、AI時代の創造性が、<b>技術、管理、問題解決、装飾、ユーモア</b>といった、一見離れた領域からも生まれるということです。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
まず、現在の制作活動に入る前のバックグラウンドについて聞かせてください。<br />
生成AIを本格的に使う以前の経験は、いまのAIによるビジュアル制作にどうつながっていますか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
もし数年前に、私がAIの仕事をすることになると言われたら、おそらく信じなかったと思います。<br />
当時、私は建築設備エンジニアリングの分野でテクニカルマネージャーとして働いていました。構造、計画、コスト計算、プロジェクト提案、クライアントの技術的な課題解決に関わっていました。<br />
正確さと細部への注意はとても重要で、小さなミスが、全体の結果に影響しかねない仕事でした。
</p>
<p>
同時に、コラボレーションも重要でした。2021年には、私のチームが「De Slimste Handen van Nederland」でオランダのSuperteamに選ばれました。それは、信頼、コミュニケーション、複雑な課題をともに解決する力への評価でした。
</p>
<p>
仕事以外では、熱転写ビニールやラインストーンを使ったパーソナライズ衣服のデザインをしていましたし、スタンドアップコメディを書き、演じてもいました。AIは、技術的な精度、ビジュアルデザイン、タイミング、ストーリーテリングという、これまで別々に見えていた経験を思いがけず結びつけてくれました。
</p>
<p>
健康上の理由でキャリアが変化したとき、生成AIはまったく新しい道を開いてくれました。それは、テクノロジー、創造性、ストーリーテリングがようやく一つにつながる場所でした。
</p>
</div>
<p>
Minouche氏にとってAIが、単なる新しい制作ツールではなく、これまで分断されていた経験を接続する<b>制作言語</b>です。<br />
異分野のキャリアは、AI時代においては切り捨てるべき回り道ではなく、判断の素材になります。技術者としての精度、コメディで培ったタイミング、衣服デザインの造形感覚——それらをAIという一つの場でどう再編集するか。<br />
ここに、AIクリエイティブの入口が「ツールへの適応」だけではないことが表れています。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 2 ============ --></p>
<h2>Chapter 2　AImaginistとは何か</h2>
<p>
Minouche氏は、自身の役割を<b>AImaginist</b>と呼びます。<br />
既存の「AI Artist」や「Prompt Engineer」だけでは表しきれない、独自の制作実践を示す言葉です。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
Minoucheさんは、ご自身をAImaginistと表現されています。<br />
この言葉には、どんな意味を込めていますか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
私にとってAImaginistとは、AIを使って<b>想像を視覚的な現実へ変える人</b>です。<br />
この言葉をつくったのは、既存の肩書きでは自分のやっていることを十分に説明できなかったからです。<br />
私の仕事は、アート、テクノロジー、ストーリーテリング、ディレクション、ビジュアルリサーチ、ワールドビルディング、制作を組み合わせています。
</p>
<p>
私はツールから始めるのではありません。アイデア、感情、あるいはまだ存在していない世界から始めます。<br />
そこから、そのビジョンをどう可視化するかを探っていきます。キャラクターがどのように見え、どのように動くのか。どのライティングが正しいムードをつくるのか。どのカメラアングルが感情を強めるのか。<br />
そして、個々のイメージをどのように一つの一貫した物語へ変えていくのか。
</p>
<p>
プロンプトは、そのプロセスの一部にすぎません。<b>選択、反復、ディレクション、一貫性、ポストプロダクション</b>も同じくらい重要です。
</p>
<p>
だから私は、AImaginistを一つの固定された職業というよりも、創造的なコネクターとして捉えています。<br />
それは、人間の想像力と生成技術を結びつける人のことです。ツールは変わっていくかもしれません。<br />
しかし目的は変わりません。<br />
これまで心の中にしか存在しなかったものを、目に見える形にすることです。
</p>
</div>
<p>
「私はツールから始めるのではありません」という一節に、核心があります。<br />
生成AIの領域では、モデル名、機能、プロンプト、アップデートが先に語られがちです。<br />
しかし作品を成立させる起点は、感情であり、問いであり、まだ言葉になっていない違和感の側にあります。<br />
AImaginistという造語は、創造の入口をツールから想像力へ引き戻す宣言でもあります。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 3 ============ --></p>
<h2>Chapter 3　AI as a Language：AIを視覚言語として扱う</h2>
<p>
Minouche氏のプロフィールには、印象的な言葉があります。
</p>
<p>
<b>AI as a language. Identity as signal.</b>
</p>
<p>
AIを単なる生成ツールではなく、新しい視覚言語として捉えること。<br />
そして、作品全体に通底する創造的な署名を「identity」として捉えること。この二つが、制作思想の土台になっています。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
「AI as a language」「Identity as signal」という言葉は、とても強いステートメントだと感じます。<br />
AIを視覚言語として扱うとは、どういうことでしょうか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
私にとって、AIは創造性の代替ではありません。アイデアを可視化するための<b>新しい視覚言語</b>です。<br />
写真、映画、アニメーションと同じように、生成AIにも独自の文法があります。
</p>
<p>
学ぶべきものは、プロンプトだけではありません。<br />
リズム、構図、カメラロジック、ライティング、動き、感情を学ぶ必要があります。<br />
その言語を深く理解するほど、クリエイティブなビジョンをより明確に伝えられます。
</p>
<p>
「Identity as signal」とは、作品全体から感じられる創造的な署名のことです。<br />
それは、シーンの動き方、色の選び方、カメラアングル、空気感、編集のリズムに現れます。<br />
時には、名前を見なくても、そのクリエイターの作品だと分かることがあります。その認識こそが、アイデンティティです。
</p>
<p>
だから私は、単一のプロンプトから制作することはほとんどありません。<br />
キャラクター、環境、シネマトグラフィ、スタイルが互いに支え合うシステムを構築します。<br />
それらの要素が同じ言語を話すとき、結果は美しい画像の集合を超えます。独自の性格と、認識可能なビジュアル・アイデンティティを持つ一つの世界になります。
</p>
</div>
<p>
生成AIは、誰もが高品質なビジュアルへ到達する速度を一気に上げました。<br />
だからこそ、作品の価値は単発の美しさから、<b>作家性</b>へと移ります。「Identity as signal」は、その作家性を言い当てた言葉です。<br />
何を繰り返し選び、何を避け、どんなリズムと空気を作品全体に残すのか。<br />
AIが平準化する領域が広がるほど、この一貫した判断の総体が、他と区別される唯一のシグナルになります。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 4 ============ --></p>
<h2>Chapter 4　シネマティック・アイデンティティは、物語の人格である</h2>
<p>
Minouche氏がShine by Nousで取り組む中心テーマの一つが、<b>AIによるシネマティック・アイデンティティ</b>です。<br />
それは映画的な見た目をつくることではなく、物語の人格、感情の流れ、視覚言語、スタイルの一貫性を設計することを指します。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
Minoucheさんにとって、シネマティック・アイデンティティとは何ですか？<br />
どのようにして、汎用的ではなく確かに生きていると感じられるビジュアル世界を構築しているのでしょうか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
私にとって、シネマティック・アイデンティティとは、<b>物語の人格</b>です。<br />
それはプロンプトやツールから始まるのではなく、感情から始まります。何かをつくる前に、私はまず、観客に何を感じてもらいたいのかを考えます。<br />
その後で、その感情的な目的を軸に、視覚世界を形づくり始めます。
</p>
<p>
シネマティック・アイデンティティは、多くのつながった選択によって構築されます。<br />
色、ライティング、カメラワーク、構図、リズム、質感、キャラクター、動き。一つひとつは小さな要素に見えるかもしれません。<br />
しかし、それらが組み合わさることで、その世界が信じられるものになるのか、汎用的に見えてしまうのかが決まります。
</p>
<p>
私は多くの時間を、リファレンスの調査、スタイルの検証、そしてすべての要素が互いを強め合うビジュアル言語の構築に使います。<br />
タイトルやロゴを見る前に、観客がその空気感やスタイルを認識できるようにすることが目標です。
</p>
<p>
生成AIは、私にとって可能性の感覚を変えました。テクノロジー、ストーリーテリング、想像力が自然に結びついたのです。<br />
それは単に新しいツールを発見したという感覚ではありませんでした。自分の思考にようやく合うクリエイティブ言語を発見したような感覚でした。
</p>
</div>
<p>
注目すべきは、制作の順序です。多くのAI制作は「良い画をつくる」から始まりますが、Minouche氏はまず「観客に何を感じさせるか」という感情のゴールを定め、そこから逆算して色・光・カメラ・質感を決めていきます。<br />
シネマティック・アイデンティティとは、個々のルックの美しさではなく、<b>感情設計を起点に、すべての視覚判断を一方向へ統合したときに立ち上がるもの</b>です。<br />
順序を逆にした瞬間、世界は表層的な美しさへ後退します。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 5 ============ --></p>
<h2>Chapter 5　VFXプロンプトデザインは、クリエイティブディレクションである</h2>
<p>
「プロンプト」という言葉は、AIへ入力する一文を指すものとして受け取られがちです。<br />
しかしMinouche氏にとってVFXプロンプトデザインは、カメラ、レンズ、光、質感、スケール、物理性、感情、ポストプロダクションを含む、<b>映像制作全体のディレクション</b>を意味します。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
VFX Prompt Designerとして、プロンプトをどう捉えていますか？<br />
単に良い文章を書くこととは、何が違うのでしょうか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
VFX Prompt Designは、単に一つの良いプロンプトを書くこととはまったく異なります。<br />
「プロンプトエンジニア」という言葉は、完璧な一文を見つける仕事のように聞こえるかもしれません。<br />
しかし実際には、多くの場合、本当のプロセスは最初の生成の後に始まります。
</p>
<p>
私にとって、VFX Prompt Designは<b>クリエイティブディレクションの一形態</b>です。<br />
カメラの動き、レンズ、構図、ライティング、素材、スケール、物理性、連続性、感情のトーンについて考えます。<br />
また、異なるAIモデルがどのように振る舞うかを理解する必要もあります。<br />
同じアイデアでも、別のツールではまったく異なるアプローチが必要になることがあるからです。
</p>
<p>
強いプロンプトシステムには、反復が欠かせません。<br />
結果を分析し、細部を調整し、シーンが正しく感じられるまで多くのバージョンを試します。
</p>
<p>
私はまた、それぞれのショットが最終的な制作の中でどう機能するかも考えます。<br />
合成、モーショングラフィックス、調整、不完全な部分の修正、一貫した動きの構築には、ポストプロダクションが不可欠です。AIは重要な素材を提供します。<br />
しかし、プロフェッショナルな結果は、<b>AI、ディレクション、クラフト、従来の制作ツールを一つの一貫したワークフローの中で組み合わせること</b>で生まれます。
</p>
</div>
<p>
ここで語られているのは、プロンプトが入口であって作品ではない、という制作観です。<br />
最初の生成の「後」に始まる工程——採用と棄却の判断、反復、合成、修正、他工程への接続——こそが完成度を決めます。VFX領域では特に、派手な効果の生成だけでは映像として成立しません。<br />
視線誘導、画面内の重心、ショット間の連続性、音や編集との接続まで設計して初めて、一本の映像になります。AIは強力な素材供給源ですが、それを束ねるディレクションは人間の側に残ります。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 6 ============ --></p>
<h2>Chapter 6　断片的なアイデアを、制作に使えるビジュアルディレクションへ</h2>
<p>
AIは初期アイデアの可視化を劇的に速くします。<br />
しかし、速く出力できることと、断片的なムードやコンセプトを一貫したビジュアルシステムへ変換できることは、別の問題です。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
多くのクリエイティブチームは、ムードやコンセプト、感情的な方向性を持っていても、まだ完全なビジュアル世界には到達していないことがあります。<br />
そうした断片を、どのように制作に使えるビジュアルディレクションへ変換していくのでしょうか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
私は感情を強く起点にして制作します。<br />
そのため、画像を生成する前に、まずそのシーンや物語が観客に何を感じさせるべきなのかを理解しようとします。<br />
その感情的な意図が、ビジュアルディレクションの土台になります。
</p>
<p>
多くのクライアントやクリエイティブチームは、断片から始まります。<br />
ムード、アイデア、リファレンス、伝えたい感情。私の役割は、それらの断片を接続し、一貫したビジュアルシステムへ変えることです。多くの場合、物語、脚本、ムードボード、ストーリーボードをつくることから始めます。<br />
そこでは、すべての選択が意図された感情的インパクトを支える必要があります。
</p>
<p>
AIは、プロジェクト初期に非常に価値があります。アイデアをより速く探索し、テストし、調整し、提示できるからです。<br />
しかし、テクノロジーはクリエイティブな翻訳そのものを置き換えるわけではありません。<br />
ストーリーテリング、心理、感情のニュアンスを理解し、ツールを明確にディレクションする必要があります。
</p>
<p>
うまく使えば、AIは抽象的なコンセプトを、ピッチ、クリエイティブ開発、計画、そして最終的には本格的な制作を支えるビジュアル世界へ変換することを助けてくれます。
</p>
</div>
<p>
鍵になるのは、Minouche氏の言う「Creative Translation（創造的な翻訳）」です。<br />
AIはアイデアを速く見せますが、速さは深さを保証しません。断片をそのまま並べれば、ムードボードの寄せ集めにしかならない。<br />
ばらばらの感覚を、感情・物語・視覚・制作工程という異なるレイヤーへ橋渡しし、一つの方向へ束ねる。<br />
この翻訳能力は、AI時代のディレクターやプロデューサーが担う中核的な職能になります。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 7 ============ --></p>
<h2>Chapter 7　生きていると感じられるキャラクターと世界</h2>
<p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/LCniBdLywXg?si=BVvUUkRmRxMZ9E2G" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p>
<p>
AI生成のキャラクターは、顔が魅力的であるだけでは不十分です。<br />
物語の中でどう動き、何を感じ、どう変化するのか。その連続性がなければ、キャラクターは美しい一枚絵にとどまります。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
汎用的なAI出力ではなく、物語に基づく世界やキャラクターシステムを構築すると表現されています。<br />
AI生成のキャラクターや世界が「生きている」と感じられるためには、何が必要だと考えていますか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
私にとって、AI制作は主に個別の画像をつくることではありません。<br />
最も興味があるのは、完全な物語、シネマティックな制作、そして生きていると感じられるビジュアル世界を構築することです。
</p>
<p>
キャラクターには、魅力的な顔やデザイン以上のものが必要です。<br />
<b>人格、感情、ボディランゲージ、認識可能な振る舞い</b>が必要です。画像を生成する前に、そのキャラクターが誰なのか、どのように動くのか、何を感じているのか、物語を通じてどのように成長するのかを考えます。<br />
こうした選択が、ビジュアルの一貫性の土台になります。
</p>
<p>
キャラクターを取り巻く世界についても同じです。ライティング、色、シネマトグラフィ、建築、音、空気感、ペースが互いに支え合っていなければなりません。<br />
そうして初めて、その世界は信じられるものになります。
</p>
<p>
一貫性は、AI制作における最大の課題の一つです。多くのシーンを通して同じキャラクター、スタイル、空気感を維持するには、構造化されたワークフロー、継続的な反復、そして多くの場合ポストプロダクションが必要です。
</p>
<p>
私にとって、AIはあくまでツールです。本当の目標は<b>没入</b>です。<br />
観客がその作品のつくられ方を忘れ、物語に引き込まれたとき、その世界は本当に命を持ったのだと思います。
</p>
</div>
<p>
AIキャラクター制作では「同じ顔を保てるか」という一貫性が注目されがちです。<br />
しかしMinouche氏が問うのは、その一段先——<b>同じ「存在」として振る舞っているか</b>です。<br />
表情、間、反応、成長、音との接続。それらが積み重なることで、キャラクターは交換可能なビジュアルアセットから、観客が記憶する固有の存在へ変わります。<br />
AIネイティブなキャラクター表現は、外見デザインだけでなく、行動原理や感情の連続性まで含む設計領域へ広がっています。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 8 ============ --></p>
<h2>Chapter 8　完璧なAIツールは存在しない</h2>
<p>
Minouche氏は、Adobe Fireflyをはじめ、Runway、Kling、HAILUO.AI/Minimax、Wonder Studiosなど、18以上のAIプラットフォームと関わっています。<br />
その経験から見えてくるのは、<b>完璧なツールは存在しない</b>という現実です。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
複数の主要AIプラットフォームと関わるクリエイティブパートナーとして、プロフェッショナルな制作において本当に価値のあるAIツールとは、どのようなものだと考えていますか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
18以上のAIプラットフォームと仕事をして学んだのは、完璧なツールは存在しないということです。<br />
すべてのプラットフォームには、それぞれ異なる強みと限界があります。<br />
だから私は、人気よりも、制作のどの段階にどのツールが合うかを重視します。
</p>
<p>
プロフェッショナルなクリエイターにとって、モデルの品質だけでは不十分です。<br />
価値あるツールは、<b>信頼性があり、意味のあるクリエイティブコントロールを提供し、既存のワークフローへ自然に組み込める</b>必要があります。<br />
一貫した結果、強いキャラクター参照、正確なカメラ制御、柔軟性、直感的なユーザー体験は、重要な要素です。
</p>
<p>
クリエイティブパートナーが貢献できるのは、実際の制作状況でこれらのツールを使っているからです。<br />
どこでワークフローが失敗するのか、どの機能が時間を節約するのか、どの制約がクリエイターに問題を生むのかを見ています。<br />
その実践的なフィードバックは、企業がより良いモデルだけでなく、より良いプロダクトをつくる助けになります。
</p>
<p>
責任ある開発も同じくらい重要です。<br />
透明性、クリエイターへの敬意、コミュニティからのフィードバックへの真剣な姿勢は不可欠です。<br />
最高のイノベーションは、開発者とクリエイターが、技術的進歩と実際の創作ニーズの両方を意識しながら協働するときに生まれます。
</p>
</div>
<p>
AIツールの評価は、しばしば画質や生成速度に偏ります。<br />
しかし現場で問われるのは、モデル単体の性能ではなく、キャラクター参照、カメラ制御、安定性、チーム制作への組み込みやすさ、ポストプロダクションとの接続です。これらが揃って初めて、AIは「実験」から「制作環境」へと移行します。<br />
そしてその移行を早めるのは、実制作で摩擦を経験しているクリエイターからのフィードバックにほかなりません。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 9 ============ --></p>
<h2>Chapter 9　Adobe Firefly Ambassadorとして見る、責任あるクリエイティブAI</h2>
<p>
Minouche氏は、世界で最初の20名に選ばれたAdobe Firefly Ambassadorの一人として、Fireflyの発展を早い段階から見てきました。<br />
その経験は、生成AIが実験的な技術にとどまらず、プロフェッショナルなワークフローへ入っていく過程を理解する機会になったといいます。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
Adobe Firefly Ambassadorとして、生成AIがプロの制作環境へ入っていく過程を近くで見てこられました。<br />
責任ある、クリエイターにとって望ましいAIとは、どのようなものだと考えていますか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
世界で最初の20人のAdobe Firefly Ambassadorの一人として、私はFireflyの発展を早い段階から見ることができました。<br />
それによって、生成AIが単なる実験的な技術ではなく、プロフェッショナルなクリエイティブワークフローの一部になっていく過程について、貴重な理解を得られました。
</p>
<p>
プロフェッショナル用途では、<b>信頼</b>が不可欠です。<br />
アーティスト、ブランド、制作チームには、信頼できるツール、透明性、そして既存のクリエイティブソフトウェアと自然につながるワークフローが必要です。AIは創造性を支えるべきであり、それを置き換えたり、クリエイターを分断されたシステムへ押し込んだりするべきではありません。
</p>
<p>
最も印象に残っている経験の一つは、2025年10月にロサンゼルスでAdobe MAXに参加したことです。<br />
他のアンバサダーたちと直接会ったことで、すべてのAIツールの背後には、アーティスト、開発者、デザイナー、映像作家、クリエイターといった実際の人々がいて、意味ある進歩へ向かって取り組んでいるのだと実感しました。
</p>
<p>
責任あるAIには、日々これらのツールを使う人々の声に耳を傾けることも必要です。<br />
そのフィードバックが、使いやすさ、クリエイティブコントロール、アクセシビリティ、制作品質の改善につながります。
</p>
<p>
クリエイターにとって望ましいAIは、技術的な障壁を取り除き、ストーリーテリング、感情、アイデアにより多くの時間を使えるようにするものです。<br />
そこにこそ、AIが最も大きな違いを生む可能性があります。
</p>
</div>
<p>
AIの議論では、効率化や自動化が強調されがちです。しかしMinouche氏の言葉が指すのは逆の方向です。<br />
AIが本当に価値を持つのは、人間から創造性を奪うときではなく、<b>人間が感情、物語、アイデアに向き合う時間を増やすとき</b>です。<br />
ツールが技術的な障壁を引き受けるほど、クリエイターは判断と表現へ集中できます。<br />
責任あるAIとは、この時間の再配分を守る設計思想そのものだと言えます。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 10 ============ --></p>
<h2>Chapter 10　AI映画は、技術的スペクタクルを超えられるか</h2>
<p>
Minouche氏の作品は、AI Film Awards Cannes 2025に選出され、Bali International AI Film Festival 2025ではファイナリストに選ばれています。<br />
国際的なAI映画シーンは急速に拡大する一方、まだ過渡期にあります。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
国際的なAI映画・AIクリエイティブシーンを、現在どのように見ていますか？<br />
この分野が技術的な見せ場を超えて成熟するためには、何が必要だと思いますか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
私の作品がAI Film Awards Cannesに選出され、Bali International AI Film Festivalでファイナリストになったことは、とても光栄です。<br />
これらの映画祭は、AIがクリエイティブなメディアとしてどれほど速く発展しているか、そして世界中の多くのクリエイターが新しいストーリーテリングの形を探求していることを示しています。
</p>
<p>
同時に、この分野はまだ移行期にあります。<br />
多くの注目は、技術的なスペクタクルに向けられています。印象的な画像、複雑なプロンプト、ドラマチックな効果。それは理解できます。<br />
しかし、観客が記憶するのは技術そのものではありません。<b>物語と、それが残す感情</b>です。
</p>
<p>
私にとって際立って見える作品は、必ずしも最も技術的に複雑なものではありません。<br />
テクノロジーがほとんど見えなくなり、キャラクター、感情、物語に完全に奉仕している作品です。
</p>
<p>
次の段階は、映像作家、脚本家、編集者、VFXアーティスト、サウンドデザイナー、AIスペシャリストのより強い協働にかかっています。<br />
技術が安定するにつれて、焦点は「どのようにつくったか」から「なぜつくったのか」へ移っていくべきです。<br />
その変化が、この分野を成熟させます。
</p>
</div>
<p>
AI作品の初期段階では、「どうやってつくったか」が注目されます。<br />
どのツールか、どんなプロンプトか、どれほど難しい技術を使ったか。しかし文化として成熟するとき、問いは「なぜつくったのか」「何を残したのか」へ移ります。技術が見えなくなった後に、作品が物語、感情、キャラクターとして残るか。<br />
この問いに耐える作品が増えることが、AIクリエイティブを一過性の流行から持続的な創作文化へ近づけます。
</p>
<p><!-- ============ Chapter 11 ============ --></p>
<h2>Chapter 11　PHI、日本、そして異文化コラボレーション</h2>
<p><iframe width="926" height="521" src="https://www.youtube.com/embed/NTqf4x9XKxQ?list=PLvv3mLd1PBT3_npcTV5eGIgEwQXqoEONQ" title="You&#39;re my worse best friend - Mogg and Alice" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p>
<p>
Minouche氏は、日本のAIクリエイター Kasamacura氏とともにプロジェクト「PHI」を共同創設しています。<br />
その始まりは、ビジネスプランではなく、共有されたクリエイティブビジョンでした。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
日本のKasamacura氏と共同創設されたPHIについて聞かせてください。<br />
どのようなビジョンから生まれ、日本とのコラボレーションはMinouche氏の制作にどのような影響を与えていますか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
PHIは、ビジネスプランではなく、共有されたクリエイティブビジョンから生まれました。<br />
Kasamacura氏と私は、トレンドや慣習に制限されずにオリジナル作品をつくりたいと考えていました。<br />
その実験する自由が、PHIの土台になりました。
</p>
<p>
私たちのスタイルはとても異なります。そして、それこそがコラボレーションがうまく機能している理由です。<br />
私たちは互いを真似しようとも、コントロールしようともしません。<br />
代わりに、お互いが自由にアイデアを探求することを促し合っています。
</p>
<p>
私たちは、Kasamacura氏のキャラクターであるLiv、Alice、Izarin、XIMENAと、私のキャラクターMoggが交流できる共有世界もつくりました。<br />
Moggは、自分がいつも正しいと思い込んでいる頑固な小さな緑のエルフです。彼のやることはほとんどすべて、笑えるほど間違った方向へ進んでいきます。<br />
私たちは、これらのキャラクターをより大きな物語やコメディシリーズへ発展させたいと考えています。
</p>
<p>
人々は、日本が私のビジュアルスタイルを変えたのではないかと考えることがあります。<br />
しかし、最も大きな影響は、特定の美学ではありません。<b>異文化を横断して制作する自由</b>です。<br />
PHIは、オランダ的な作品や日本的な作品をつくることではありません。<br />
私たちのどちらか一人では生まれなかったものをつくることです。
</p>
</div>
<p>
AIクリエイティブにおける国際的なコラボレーションは、国籍や文化を混ぜることではありません。<br />
PHIの面白さは、Minouche氏とKasamacura氏がスタイルの違いを無理に統一しようとしていない点にあります。<br />
互いの差異を残したまま、一人では到達できない表現へ進む。<br />
AIによってキャラクター、世界観、映像、物語を柔軟に接続できるようになったいま、異文化コラボレーションは「混ぜる」ことから<b>「共鳴させる」こと</b>へと重心を移しています。
</p>
<p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/AFQA1rS2lBI?si=FWmH-JRi1DBOveHi" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p>
<p><!-- ============ Chapter 12 ============ --></p>
<h2>Chapter 12　AIネイティブ制作の未来</h2>
<p>
AIの3〜5年先を予測するのは容易ではありません。<br />
それでもMinouche氏は、AIが特別なカテゴリーとして目立つ段階から、通常のクリエイティブ制作へ深く統合されていく方向を見据えています。
</p>
<div class="box3">
<p><b>aratama 璞</b></p>
<p>
今後3〜5年を見据えたとき、AIネイティブなビジュアル制作はどう発展していくと思いますか？<br />
そして、Minoucheさん自身は今後どのような作品や表現を探求していきたいですか？
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><b>Minouche Hijkoop</b></p>
<p>
AIにおける3〜5年はとても長い時間なので、具体的な予測には慎重です。<br />
私は、AIが独立したカテゴリーとして目立つものではなく、通常のクリエイティブ制作へより深く統合されていくと考えています。<br />
主な問いは、もはやAIが使われたかどうかではなく、<b>その結果が物語、観客、目的に奉仕しているかどうか</b>になるでしょう。
</p>
<p>
クリエイティブな役割は、これからも進化し続けます。個人のクリエイターが自分だけでアイデアをより深く発展させることもあるでしょう。<br />
一方で、プロフェッショナルな制作では、脚本家、監督、編集者、VFXアーティスト、サウンドデザイナー、AIスペシャリストの協働が引き続き必要になります。人間の判断、審美眼、感情、経験は、これからも不可欠です。
</p>
<p>
Shine by Nousでは、品質を重視するブランドやクリエイティブチームとともに、シネマティックで物語性のある制作を続けていきたいと考えています。<br />
PHIでは、共有世界を広げ、Moggをより大きなコメディ世界の土台として発展させたいです。
</p>
<p>
また、ワークショップやコース、経験豊富なプロフェッショナルから学ぶことにも投資しています。<br />
実験と深い知識を組み合わせることで、より強く、より目的のある作品をつくれると考えています。何よりも、自分自身が本当に見たいと思える作品をつくり続けたいです。
</p>
</div>
<p>
「AIが使われたかどうかではなく、結果が物語、観客、目的に奉仕しているかどうか」——この視点が、AIネイティブ制作の成熟を測る基準になります。<br />
AIが特別な技術として注目される時期は、いずれ過ぎ去ります。そのとき残るのは、ツール名ではなく、<b>作品が人に何を感じさせ、どんな世界を記憶に残したか</b>です。Minouche氏が最後に置いた「自分が本当に見たいと思える作品をつくり続けたい」という言葉は、その基準を最も個人的な形で言い換えたものでしょう。
</p>
<p><!-- ============ 編集後記 ============ --></p>
<h2>AIクリエイティブの作家性と制作環境</h2>
<p>
Minouche Hijkoop氏の言葉から見えてくるのは、AIクリエイティブが単なるツール活用ではなく、<b>視覚言語、制作設計、キャラクターの継続性、国際的な協働、責任あるツール開発</b>を含む、より広い創作環境へと進みつつあるということです。
</p>
<p>
「AI as a language」という考え方は、AIを効率化の手段から引き離します。<br />
それは、写真、映画、アニメーションと同じように、学び、扱い、発展させていく表現言語です。その言語で何を語り、どんな感情や世界を立ち上げるのかが、これからのAIクリエイターに問われます。
</p>
<p>
そして「Identity as signal」という言葉は、生成AI時代の作家性を言い当てています。<br />
誰もが高品質なビジュアルを生成できるようになるほど、作品の価値は単一の美しさではなく、<b>全体を貫く判断、構造、リズム、感情、視覚的な署名</b>に宿ります。
</p>
<p>
AIクリエイターズでは、AIを扱える人を紹介するだけでなく、それぞれのクリエイターが持つ独自の視覚言語、制作思想、世界観、コラボレーションの可能性を可視化し、次の制作機会へ接続していきます。<br />
AIネイティブな表現の未来は、技術の進歩だけで決まりません。人間の想像力、判断、感情、経験、そして異なる才能が出会う制作環境によって形づくられます。
</p>
<p>
Minouche氏の実践は、その未来へ向けた一つの確かな視点を示しています。<b>AIは創造性の代替ではありません。</b>まだ見えていない世界を、目に見えるものへ変えるための新しい言語です。
</p>
<p><!-- ============ CTA ============ --></p>
<h2>制作機会の提供、プロジェクト実装へ</h2>
<p>
AIクリエイターズでは、AIによって新しい表現を切り拓くクリエイターの発掘、紹介、制作支援、企業・団体との協業を進めています。
</p>
<p>AIを活用した映像制作、キャラクター開発、ビジュアルアイデンティティ、広告、コンテンツ制作、国際的なコラボレーションに関心のある方は、目的に応じた入口から詳細をご覧ください。</p>
<div class="linkcardcontainer"><div class="linkcard"><div class="lkc-external-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://ai-creators.tech/personal/" target="_blank" rel="external noopener"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=ai-creators.tech" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">ai-creators.tech</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/pz-linkcard/cache/bc748440cd1bd5ba0d9f1e50cd5eef3053c8f93f77127af74606df76c5a7b4d9.jpeg" width="100px" height="100px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">AIクリエイターを目指す方へ｜生成AIスクール・作品制作・登録</div><div class="lkc-url" title="https://ai-creators.tech/personal/">https://ai-creators.tech/personal/</div><div class="lkc-excerpt">AIクリエイターズの個人向けサービス。画像・映像・音楽・文章・Web・アプリ・AI開発を学べる実践型生成AIスクールと、作品や専門性を発信できる審査制のAIクリエイター登録をご案内。初心者から活動中のクリエイターまで、作品制作・ポートフォリオ・活動機会を支援します。</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div><div class="linkcard"><div class="lkc-external-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://ai-creators.tech/enterprise/" target="_blank" rel="external noopener"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=ai-creators.tech" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">ai-creators.tech</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/pz-linkcard/cache/51087f0ed3396215f209ffe69844f8c83bf30e53224ee43e63dcdff8e24f60da.jpeg" width="100px" height="100px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">生成AIクリエイティブ支援・AIクリエイター紹介・企業研修</div><div class="lkc-url" title="https://ai-creators.tech/enterprise/">https://ai-creators.tech/enterprise/</div><div class="lkc-excerpt">AIクリエイターズ for Businessは、企業・組織向けに、生成AIを活用したクリエイティブ導入、AIクリエイター紹介、AIコンテンツ・PV・IP制作、企業研修、AI活用顧問、広告・PR、事業提携を支援するBtoBサービス窓口です。企画段階から実行体制の構築までご相談いただけます。</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></div><p>The post <a href="https://ai-creators.tech/media/interview/minouche-hijkoop/">AIは視覚言語になる｜Minouche Hijkoop氏インタビュー</a> first appeared on <a href="https://ai-creators.tech/media">AIクリエイターズ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>海外AIクリエイター対談：Victor Moreno × aratama 璞、AIネイティブ表現と制作の未来</title>
		<link>https://ai-creators.tech/media/interview/victor-moreno/</link>
					<comments>https://ai-creators.tech/media/interview/victor-moreno/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[aratama 璞｜AI Creators 編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 12 Jun 2026 01:00:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://ai-creators.tech/media/?p=7660</guid>

					<description><![CDATA[<p>生成AIによって、映像制作の参入障壁は急速に下がりつつあります。 かつては大規模な予算、撮影機材、専門的な制作チームが必要だった映像表現も、いまでは個人のクリエイターが短期間で試行できるようになりました。 一方で、目を引 [...]</p>
<p>The post <a href="https://ai-creators.tech/media/interview/victor-moreno/">海外AIクリエイター対談：Victor Moreno × aratama 璞、AIネイティブ表現と制作の未来</a> first appeared on <a href="https://ai-creators.tech/media">AIクリエイターズ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>
生成AIによって、映像制作の参入障壁は急速に下がりつつあります。<br />
かつては大規模な予算、撮影機材、専門的な制作チームが必要だった映像表現も、いまでは個人のクリエイターが短期間で試行できるようになりました。
</p>
<p>
一方で、目を引く映像を生成できることと、人の記憶に残る作品をつくれることは同じではありません。<br />
モデルの性能が上がるほど、問われるのは、むしろ素朴な問いに戻っていきます。<br />
何をつくるのか。なぜつくるのか。どのように編集し、音を重ね、一つの体験として成立させるのか。
</p>
<p>
そして、AIクリエイターが一人で多くの領域を横断できるようになったからこそ、逆説的に、誰とどのように協働するかが重要になり始めています。<br />
今回、AI Creatorsでは、スウェーデン・ストックホルムを拠点に活動するVictor Morenoと、日本を拠点に活動するaratama 璞による対談を行いました。
</p><figcaption id="caption-attachment-7385" class="wp-caption-video" style="text-align:left;">*本記事は、Victor Morenoへのインタビューをもとに構成しています。本人の回答は、趣旨を損なわない範囲で日本語へ翻訳・編集しています。</figcaption><h2>プロフィール紹介</h2>
<h3>Victor Moreno｜スウェーデン・ストックホルム</h3>
<figure id="attachment_7728" aria-describedby="caption-attachment-7728" style="width: 1280px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" src="https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/1781260416039.webp" alt="Victor Moreno｜スウェーデン・ストックホルム" width="600" class="size-full wp-image-7728" srcset="https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/1781260416039.webp 1280w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/1781260416039-768x469.webp 768w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/1781260416039-150x92.webp 150w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/1781260416039-450x275.webp 450w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/1781260416039-1200x733.webp 1200w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /><figcaption id="caption-attachment-7728" class="wp-caption-text">photo credit: Catherine Ward</figcaption></figure>
<p>
Victor Morenoは、スウェーデン・ストックホルムを拠点に活動するAIクリエイター、映像監督です。<br />
グラフィックデザイン、アートディレクション、エディトリアルフォトグラフィー、カルチャージャーナリズムを背景に持ち、AIを活用した映像制作、ブランド表現、ナラティブ作品を手がけています。<br />
クライアントには、Telia Sweden、Netflix、Lunar Bank、Suicide Zeroなどが含まれます。
</p>
<p>
短編作品『狭間 Hazama』は、AI Film Festival Japanをはじめ、Cinema Shift Toronto、AI Media Festival（AIMF）Los Angelesなどで選出されました。<br />
2024年にはRunway Top 50 Talent Networkのメンバーとなり、生成AI企業Luma Labsのコラボレーターとしても活動しています。
</p>
<p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/GXvfJErJVw8?si=lS-bWO7fzmx5VAxl" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p>
<div class="linkcardcontainer"><div class="linkcard"><div class="lkc-external-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://ai-creators.tech/creators/victormoreno/" target="_blank" rel="external noopener"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=ai-creators.tech" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">ai-creators.tech</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/pz-linkcard/cache/be702b54172125f56af2be6b1b54a0b9de74b0c1d9e9451a47204a331daea8d9.jpeg" width="100px" height="100px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">Victor Moreno</div><div class="lkc-url" title="https://ai-creators.tech/creators/victormoreno/">https://ai-creators.tech/creators/victormoreno/</div><div class="lkc-excerpt">Victor Morenoは、ブランド、物語、生成AIを横断し、シネマティックな映像作品を手がけるストックホルム拠点のAIディレクターです。</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></div>
<h3>aratama 璞｜日本・東京</h3>
<p><img decoding="async" src="https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/0_.webp" alt="aratama 璞｜日本・東京" width="300" class="aligncenter size-full wp-image-7678" srcset="https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/0_.webp 1024w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/0_-768x768.webp 768w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/0_-150x150.webp 150w, https://ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/2026/06/0_-450x450.webp 450w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>
aratama 璞は、生成AIを活用した映像、音楽、ライブ演出、空間体験を横断するFounder / AI Creative Architect / Artistです。<br />
キャラクターデザイン、バーチャルヒューマン、MV、広告、イベント映像、オーディオビジュアル作品を手がけ、企画、演出、検証開発、制作を一貫して行っています。
</p>
<p>
近年は、完成映像を提示するだけではなく、AIVDJという実践形式を通じて、音楽、映像、空間、身体性、観客体験を接続する表現を探求しています。<br />
また、AI Creatorsを通じて、AIクリエイターの発掘、育成、制作支援、企業との接続、新たな評価軸の構築にも取り組んでいます。<br />
AIを単なる効率化の道具として捉えるのではなく、既存の表現領域を横断し、新しい創造形式そのものを設計することを重視しています。
</p>
<p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/c6xHRULlkt8?si=dvu1VByUY-iK2VCQ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p>
<div class="linkcardcontainer"><div class="linkcard"><div class="lkc-external-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://ai-creators.tech/creators/aratama/" target="_blank" rel="external noopener"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=ai-creators.tech" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">ai-creators.tech</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/pz-linkcard/cache/ffdcf03ea0b56b25126c72dd5cc30b346d8030cf10d24bd0ac17180a63bb06fd.jpeg" width="100px" height="100px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">aratama 璞</div><div class="lkc-url" title="https://ai-creators.tech/creators/aratama/">https://ai-creators.tech/creators/aratama/</div><div class="lkc-excerpt">Founder, Producer, Artist。国内外の生成AI/web3を活用したプロジェクト、展示、イベント出演、ワークショップを行っています。生成AIを活用して、実験的なクリエイティブに挑戦し、未踏の美を探求することを目的とします。</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></div>
<h2>Chapter 1　AIによって映像制作の扉は開かれた。しかし、作品の質は自動では高まらない</h2>
<p>
Victor Morenoは、AIによる映像制作の「民主化」を、まず冷静な事実として捉えています。<br />
フィルムがデジタルへ移行したときと同じように、AIは、現像、撮影機材、照明、移動、制作スタッフなどに必要だった大きな費用を抑えます。<br />
参入障壁が下がり、より多くの人が映像表現へ挑戦できるようになります。
</p>
<p>
しかし、その開放性は、両刃の剣ともいえます。
</p>
<div class="box3">
<p><strong>Victor Moreno</strong></p>
<p>
  生成AIによって、映像制作のハードルは下がっています。<br />
  その結果、多くのノイズや平均的な作品も生まれるでしょう。<br />
  しかし同時に、その中から美しい作品が立ち上がる可能性もあります。
  </p>
<p>
  大切なのは、単に技術的に優れていることではありません。<br />
  作品が観客に届き、心に響く必要があります。
  </p>
<p>
  Sex Pistolsは、音楽的な名手ではなかったかもしれません。<br />
  しかし、彼らには、文化と社会のその瞬間に接続する目的がありました。
  </p>
<p>
  AIを扱うこと自体が重要なのではありません。<br />
  新しい可能性を、どのように創作工程や制作パイプラインへ組み込むかが重要なのです。
  </p>
</div>
<div class="box3">
<p><strong>aratama 璞</strong></p>
<p>
  AIによって、以前は専門的な制作会社へ依頼しなければ成立しなかった映像表現を、個人が試行できるようになりました。<br />
  ただし、生成できることと、作品として成立させることは別の問題です。
  </p>
<p>作品の数が増えるほど、一つひとつの作品が持つ重みは軽くなりやすい。<br />
  単に制作するだけではなく、なぜこの作品をつくるのか、どのような文脈で提示するのか、どのように人の記憶へ残すのかが問われます。<br />
また、結果に対して作業以外の時間を十分に取れるようになったのも大きな変化です。
  </p>
<p>
  参入障壁が下がった世界で本当に希少になるのは、生成する能力ではなく、問いを立て、意図を持ち、思考し、判断する力だと思います。
  </p>
</div>
<h2>Chapter 2　「モデルは楽器にすぎない」――作品を残すのは、意図とディレクション</h2>
<p>
生成AIツールは、急速に進化しています。<br />
しかし、モデルの性能が高まるほど、個々のツールを使えること自体は差別化になりにくくなります。
</p>
<p>
問われるのは、モデルから何を引き出し、どのような体験へ組み上げるかという点です。<br />
そこでは、個人が積み上げてきた実力や経験が問われます。
</p>
<div class="box3">
<p><strong>Victor Moreno</strong></p>
<p>
  クリエイティブディレクション、審美眼、意図がすべてです。<br />
  モデルは、あくまで楽器にすぎません。<br />
  AIを扱うことは、獣を飼いならすようなものです。<br />
  自分のものにし、ビジョンの方向へ曲げていく。
  </p>
<p>
  最近では、生成AIを説明する言葉として、「サンプラー」という表現に惹かれています。<br />
  初期の作品ではFlux Reduxを活用しました。<br />
  要素を取り込み、サンプリングし、形を与え、調整しながら、自分が本当に求めているものへ変化させていく。
  </p>
<p>
  これは、音楽家、映像監督、アーティストが以前から行ってきたことと、本質的には変わりません。<br />
  ポップカルチャーを象徴する作品の多くも、サンプリングによってつくられてきました。<br />
  素材は借りたものであっても、その背後にあるビジョンは独自のものになり得ます。
  </p>
</div>
<div class="box3">
<p><strong>aratama 璞</strong></p>
<p>
  AI作品では、モデル名や生成技術が先に語られることがあります。<br />
  しかし、同じモデルを使っても、作品は同じにはなりません。
  </p>
<p>
  重要なのは、出力を受け取ることではなく、何を残し、何を捨て、どのような順番で見せ、どのような体験へ変換するかを判断することです。<br />
  AIクリエイターの価値は、生成の回数ではなく、判断の質にあります。
  </p>
<p>
  Victorさんの言う「楽器」という比喩は、まさに言い得て妙です。
  </p>
</div>
<h2>Chapter 3　AI映像制作に残されている、本質的な課題</h2>
<p>
AI映像の品質は、短期間で大きく向上しました。<br />
一方で、ショット間の一貫性、長尺シーケンスの制御、キャラクターの統一感、自然な感情表現、物語構造など、作品として成立させるうえで重要な課題は残されています。
</p>
<div class="box3">
<p><strong>Victor Moreno</strong></p>
<p>
  AIを使った制作を始めた当初から、ショット間の一貫性、連続性、長尺シーケンスの制御は、大きな課題でした。<br />
  2026年に入り、キャラクターの感情的な深みも少しずつ扱えるようになってきました。<br />
  進歩は非常に速いと思います。
  </p>
<p>
  今日の限界が、明日には解決策へ変わる。<br />
  それがAIと仕事をする面白さの一つです。
  </p>
<p>
目指す表現が明確であれば、必要な方法を柔軟に組み合わせて、ビジョンへ近づけていくことができます。<br />
『スター・ウォーズ』では、プレキシガラスに手描きされたマットペイントが使われました。<br />
AI制作も、それと大きく変わりません。
</p>
<p>
成果を最大化するには、text-to-videoだけに依存するべきではありません。<br />
モーションキャプチャ、LoRA、video-to-videoなど、必要な方法を柔軟に取り込むべきです。
</p>
<p>
もちろん、一度の生成で美しい偶然が生まれることもあります。<br />
しかし、その素材を作品として成立させるには、音響同期、効果音、音楽、編集テンポ、カラーグレーディングによって引き上げる必要があります。<br />
生の素材を、本当に観客へ届くものへ高める何かが必要なのです。
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><strong>aratama 璞</strong></p>
<p>
  AI映像では、一つひとつのカットが魅力的でも、連続して視聴すると、作品として弱くなることがあります。<br />
  映像は、静止画の集合ではありません。<br />
  音楽、リズム、間、速度、構成、空間の変化を含む体験です。
  </p>
<p>
  モデルの性能向上は重要ですが、最終的に問われるのは、作品全体をどのように設計するかです。
  </p>
<p>
  偶然生まれた一枚の美しさ、動きの不制御性を、体験の軸の中へどのように据えるのか。<br />
  そこに、編集という行為の核心があります。
  </p>
</div>
<h2>Chapter 4　AI映像の品質を決めるのは、モデルではなくワークフロー</h2>
<p>
長尺で完成度の高いシーケンスを組み上げるには、個々の生成結果だけではなく、制作工程全体を設計する必要があります。<br />
参照画像、絵コンテ、ショット分解、コンポジット、編集、音響、カラーグレーディング。<br />
モデルの周辺にある判断の積み重ねが、映像体験を左右します。
</p>
<div class="box3">
<p><strong>Victor Moreno</strong></p>
<p>
  私にとって、重要なのは参照設計と編集テンポです。<br />
  それが作品を支える軸になります。
  </p>
<p>
  観客の脳は、一瞬で多くのことを捉えています。<br />
  ストーリーテラーとして必要なのは、言葉にしにくい違和感によって、観客を物語から離脱させないことです。<br />
  視聴中に「いま何時だろう」「明日は何をしなければならないだろう」と考え始めたら、観客はすでに作品から離れています。
  </p>
<p>
  一貫性、リズム、対話、音響、カラーグレーディング。<br />
  それらは、物語を届けるための味方になります。
  </p>
<p>
  本当の技術は、フレームの中に何を入れなくてよいかを知ることです。<br />
  観客自身に余白を埋めてもらう。<br />
  そこに魔法が生まれます。
  </p>
<p>
モデルの周辺にある制作工程が重要になるかという問いには、明確に「そうだ」と答えます。
</p>
<p>
ただし、将来的には、未加工に近いモデル出力そのものが、一つの美学になる可能性もあります。<br />
ローファイが、単なる技術的な制約ではなく、ジャンルとして定着したように。
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><strong>aratama 璞</strong></p>
<p>
  AIを使うと、追加できる要素は急速に増えます。<br />
  しかし、作品として強くするには、足し算だけではなく、大胆な引き算が必要です。
  </p>
<p>
  何を見せないか。どの瞬間に止めるか。どの程度の説明を残すか。
  </p>
<p>
  AIによって可能性が増えるほど、ディレクターや編集者の判断は重くなります。<br />
  「フレームの中に何を入れなくてよいか」というVictorさんの言葉は、ツールが豊かになった時代にこそ、重要になる原則だと思います。
  </p>
</div>
<h2>Chapter 5　一人のAIクリエイターは、制作のすべてを背負えるのか</h2>
<p>
AIクリエイターは、従来よりも多くの工程を横断できるようになりました。<br />
企画、コンセプト開発、ビジュアルディレクション、プロンプト設計、コンポジット、編集、音響、物語構成、ワークフロー設計、配信。<br />
一人のクリエイターが担える領域は、確実に広がっています。
</p>
<p>
しかし、それは、一人ですべてを完結させるべきだという意味ではありません。
</p>
<div class="box3">
<p><strong>aratama 璞</strong></p>
<p>AIクリエイターが多くの領域を担えるようになった一方で、作品の完成度をさらに高めるには、AIを理解している専門的なチームが必要になると考えています。<br />
Victorさん自身は、AIクリエイターの役割をどのように捉えていますか。
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><strong>Victor Moreno</strong></p>
<p>AIクリエイターは、ディレクターであり、オーケストレーターのような存在だと考えています。<br />
AIによって50％、60％、場合によっては70％まで進めることができます。<br />
しかし、最後の工程が最も長く、最も難しいのです。
</p>
<p>
専門的な編集者、サウンドエンジニア、カラリスト（Colorist）の支援があると、明確な違いが生まれます。<br />
AIとフルタイムで向き合ってきた2年間で、それを実感しました。<br />
初期段階から、ワークフローの問題を解決する技術支援、画像レタッチを行うAIアーティスト、コピーライター、編集者、ポストプロダクションの専門家など、周囲のチームに助けられてきました。
</p>
<p>
2026年の現在でも、多くの大企業が、このようなチームを社内に構築できていないことは印象的です。<br />
AIなら誰でもできるという誤解があります。<br />
社内で試して期待する結果が出なかったとき、制作体制や専門性の不足ではなく、技術そのものの問題だと判断されてしまう。
</p>
<p>
米国は、おそらく先行しています。<br />
英国でも一部の機会がありますが、Pythonやワークフロー構築など、エンジニアリングや技術力へ重点が置かれる傾向があります。
</p>
<p>
もちろん、スケーラブルで持続可能な仕組みをつくるには重要です。<br />
しかし、映像表現として作品を成立させる側の専門性も、同じように必要です。
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><strong>aratama 璞</strong></p>
<p>AIクリエイターは、従来の制作者よりも広い領域を背負うことがあります。<br />
企画、演出、生成、編集、音響、実装、配信までを一人で担えるようになった一方で、そのこと自体が限界にもなります。<br />
また、優秀なAIクリエイターほど、既存の仕事に追われ、自分の最も野心的な作品に十分な時間を割けない場合があります。
</p>
<p>
重要なのは、誰が優秀かを判断することだけではありません。<br />
そのクリエイターの長所は何か。どこを補完すると、作品が次の水準へ進むのか。どのような専門家、技術、資金、時間、制作環境が必要なのか。<br />
答えは、クリエイターごとに異なります。
</p>
<p>
場合によっては、AIクリエイター同士の協働が有効かもしれません。<br />
あるいは、プロデューサー、脚本家、編集者、サウンドデザイナー、カラリスト（Colorist）、エンジニア、アニメーションの専門家、3DCGデザイナー、マーケター、業界アドバイザーなど、既存領域の専門家との接続が必要かもしれません。
</p>
<p>
本当に強いAIネイティブ作品は、個人のビジョン、適切な協力者、制作支援、十分な時間と資金が重なったときに生まれると考えています。<br />
AI Creatorsとしても、単に優秀なクリエイターを掲載するのではなく、それぞれの才能をどのように伸ばし、どのようなチームを組み、作品を次の水準へ引き上げていくかを考えることが、今後の課題です。
</p>
</div>
<h3>Lunar Bank – “Old Bankers” TV Commercial（2025）</h3>
<p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/bDFoWl0bjHc?si=3K2RGpv7jKVSTYh0" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>Client: Lunar Bank<br />
Production company: UNCUT<br />
Executive Producer: Fredrik Skoglund<br />
AD: Tor Söderholm and Victor Moreno<br />
Copywriter: Erik Bergqvist<br />
AI team: Ib Thorub, Lars Bjurman, Victor Moreno, Simon Appel<br />
Editor: Karim Fakih<br />
Colorist: Filip Bergh</p>
<p><!-- ===================== Chapter 6 ===================== --></p>
<h2>Chapter 6　AI Film Festival Japanでの選出と、日本に感じる可能性</h2>
<p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/RNkXXtT5Vvk?si=w1OL477tUOTM3W83" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p>
<p>
Victor Morenoのナラティブ作品『狭間 Hazama』は、AI Film Festival Japanで選出されました。<br />
上映会場となったTokyo Innovation Baseには足を運べなかったものの、日本テレビが会場を取材し、NTV Newsで作品映像が放送されたことを知ったとき、大きな手応えを感じたといいます。
</p>
<div class="box3">
<p><strong>Victor Moreno</strong></p>
<p>Tokyo Innovation Baseでの上映へ参加できなかったことは、本当に残念でした。<br />
しかし、日本テレビが会場を訪れ、短編作品『狭間 Hazama』の映像を日テレNEWSで放送したと知ったことは、とても嬉しい出来事でした。
</p>
<p>
日本は、私にとって大きな意味を持つ場所です。<br />
そこで評価を得られたことは、本当の贈り物のように感じました。
</p>
<p>
私は、ドミノ効果を信じています。<br />
一つの出来事が、次の出来事につながる。<br />
そしていま、こうして対話が生まれています。
</p>
<p>
仕事と個人的な旅行の両方で、日本を3回訪れています。<br />
日本を訪れるたびに、未来へ旅をしているような感覚があります。<br />
その感覚が変わらないことを願っています。
</p>
<p>
外から見ると、日本には、通常であれば同時に存在することが難しい二つの要素が、自然に共存しています。<br />
古いものに根ざした内面的な静けさと、新しさ、革新性、意外性への強い志向。<br />
その二つが自然に共存していることは、とても稀有です。
</p>
<p>
日本のクリエイターや企業が、自分たちのプロダクトをどのように考えているか。<br />
その精密で丁寧な姿勢を、AIによって視覚化することには、大きな可能性があります。
</p>
<p>
映画、ゲーム、デザイン、建築、デジタルアート、ファッション、アニメーションスタジオにおける制作パイプラインの効率化。<br />
あるいは、ゼロからのクリエイティブコンセプト開発。<br />
日本文化に根ざした精密さと、型にはまらない創造的なアプローチが組み合わさるところに、本当に興味深いものが生まれると思います。<br />
今後、日本でさらに多くの接点をつくれることを楽しみにしています。
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><strong>aratama 璞</strong></p>
<p>日本には、古い文化を保存するだけではなく、異なる時代の感覚を重ねる土壌があります。<br />
AIを単に効率化の技術として扱うのではなく、日本独自の美意識、物語、音、空間、身体性と接続できれば、他国とは異なる表現が生まれる可能性があります。</p>
<p>Victorさんの『狭間 Hazama』というタイトル自体も、日本語に含まれる余白や境界への感覚と響き合うように感じます。<br />
ものとものの「あいだ」を主題に据えることは、静かに通じているのかもしれません。</p>
<p>ただ、私の知る限りでは、日本国内の企業案件は、コスト効率や納期短縮を重視した活用が先行している印象があります。<br />
一方で、表現追求やコンテンツ開発に向けた中長期的な検証は、個人のクリエイターが自費、あるいはAIツール各社のクリエイティブパートナープログラムを活用しながら担っているケースも少なくありません。</p>
<p>AIコンテストも増えていますが、参加費、評価基準、継続的な育成の仕組みについて、改善の余地がある企画も見られます。個人クリエイターの負担を抑えながら、挑戦を次の制作機会へ接続する仕組みが必要だと感じています。
</p>
</div>
<p><!-- ===================== Chapter 7 ===================== --></p>
<h2>Chapter 7　映画の先へ――ライブ、音楽、コード、リアルタイム表現</h2>
<p>
現在、AI映像の評価は、シネマティックな短編作品へ集まりやすい傾向があります。<br />
しかし、AIが拡張するのは、映画制作だけではありません。
</p>
<p>
ライブパフォーマンス、音楽と同期する映像、広告、アニメーション、インタラクティブメディア、プログラミングを活用したビジュアル、生成アート、空間演出。<br />
既存の映画制作という言葉だけでは捉えきれない表現が、生まれ始めています。
</p>
<div class="box3">
<p><strong>Victor Moreno</strong></p>
<p>その可能性は、間違いなくあります。<br />
私がComfyUIへ入ったきっかけは、TouchDesignerでした。
</p>
<p>
TouchDesignerは、インタラクティブな2D／3Dアプリケーション、リアルタイム・マルチメディア、生成アートなどを構築するための、ノードベースのビジュアルプログラミング環境です。<br />
AIを構造、質感、動的なシステムへ統合する可能性は、とても大きいと思います。<br />
2026年の時点でも、私たちはAIの可能性のごく一部しか活用していないと思います。
</p>
<p>
私は、自分自身のスタイルをつくるためのワークフローを構築しています。<br />
それを案件の要件に合わせて変化させることで、より個性があり、ブランドに適合し、独自性を持つ作品へ近づけることができます。
</p>
<p>
Designers Republic、Tomato、坂本龍一、Bill Viola、Refik Anadol、池田亮司など、多くの表現者から影響を受けています。
</p>
<p>
今後は、TouchDesignerとComfyUIを接続する実験にも取り組みたいと思っています。<br />
商業領域だけではなく、芸術的で抽象的な可能性があるはずです。
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><strong>aratama 璞</strong></p>
<p>現在、AI映像の評価は、映画的な短編作品へ偏る傾向があります。<br />
コンテストや案件ベース、インプレッションなどの観点でプレイヤーが多い印象です。</p>
<p>しかし、AIによって変化するのは、映画制作だけではありません。<br />
音楽と映像の同期、リアルタイム生成、ライブ演出、観客との相互作用、空間全体の体験設計など、従来の「映像作品」という枠だけでは測りきれない表現が生まれ始めています。<br />
実験的なアプローチやクリエイティブの複合的な価値は、まだまだこれからです。</p>
<p>私は以前音楽をやっていたキャリアから、AIオーディオビジュアルという実践形式を通じて、完成映像を上映するだけではなく、音楽、映像、空間、観客の反応が共鳴する場そのものを探求しています。<br />
新技術のキャッチアップや複合的な検証が長期的に続きそうですが、何か新しい体験を生み出せないかと日々試行しています。<br />
AI Creatorsとしても、映画や映像だけに評価軸を限定せず、AIによって拡張される多様な創造表現に目を向けていきたいと考えています。
</p>
</div>
<p><!-- ===================== Chapter 8 ===================== --></p>
<h2>Chapter 8　AIという接頭辞が消える未来</h2>
<p>
3年から5年先を見据えたとき、Victor Morenoは、「AI」という接頭辞が消えていく未来を思い描いています。
</p>
<div class="box3">
<p><strong>Victor Moreno</strong></p>
<p>AIという接頭辞は、いずれ消えていくことを願っています。<br />
過去の技術革新と同じように、あらゆる制作工程の基盤へ溶け込んでいくはずです。
</p>
<p>
AIによって、創造と制作の境界は曖昧になりました。<br />
最初から完成品が出てくるわけではありませんが、つくりながら実行できるようになった。<br />
意思決定も、より速く行う必要があります。
</p>
<p>
コンセプト開発やプロトタイピングは、速く、安価になります。<br />
ブランドやクライアントも、従来より少ない投資で、資金がどこへ向かうのかを視覚的に確認できます。<br />
AIは破壊というよりも、制作構造の再編をもたらすものだと考えています。
</p>
<p>
健全な環境をつくるためには、チームは、より柔軟で、プロジェクトごとに変化できる必要があります。<br />
クリエイター自身がプロデューサーとなり、制作チームが不要な場合もあります。<br />
一方で、プロデューサーやポストプロデューサーを含む、完全な制作体制が必要な場合もあります。
</p>
<p>
多くのブランドが、データ専門家へ投資しています。<br />
それは当然です。<br />
しかし、AIを活用して、プロダクトの試作、デザイン、コンテンツ制作、マーケティング、ストーリーテリングを担える、社内のクリエイティブ基盤にも、同じ価値を見いだしてほしいと思います。
</p>
<p>
そして視聴者にも、AIを、人間を支配する異質な存在ではなく、タイプライター、カメラ、レンズ、鉛筆と同じような道具として受け入れてほしいと思います。
</p>
</div>
<div class="box3">
<p><strong>aratama 璞</strong></p>
<p>AIを使っていること自体が価値になる時代は、長くは続かないと思います。<br />
これから重要になるのは、どのツールを使ったかではなく、どのような感覚を生み、どのような人や領域を接続し、何を残したかです。</p>
<p>また、AIネイティブな表現が成長するためには、作品をつくるだけでは不十分です。<br />
作品を評価し、文脈を与え、適切な観客へ届け、優れたクリエイターが継続的に制作できる環境をつくる必要があります。</p>
<p>単に作品数を増やすのではなく、優れたクリエイターと作品を見つけ、紹介し、育成し、次の制作機会へ接続する仕組みを構築する必要があります。<br />
AIネイティブを理解した、適切な評価を与えてくれるメンターも必要です。<br />
その先に、観客が記憶し、語り、AI表現の新たな始まりとして認識するような作品が生まれると考えています。</p>
<p>子どもたちの世代では、法制度や社会的なルールも一定程度整備され、AIクリエイティブは特別に意識されることなく、創作環境の一部として浸透しているのではないかと思います。
</p>
</div>
<p><!-- ===================== Victor Morenoが次に目指すもの ===================== --></p>
<h2>Victor Morenoが次に目指すもの――商業制作、ナラティブ作品、アート表現</h2>
<p>
Victor Morenoは、今後の活動として、三つの領域を挙げています。
</p>
<ul>
<li>商業制作</li>
<li>ナラティブ作品</li>
<li>アーティスティックな表現</li>
</ul>
<div class="box3">
<p><strong>Victor Moreno</strong></p>
<p>今後は、さらに多くの商業制作へ取り組みたいと思っています。<br />
ブリーフを、実際の完成品へ変えていく仕事です。</p>
<p>同時に、次の短編作品にも着手しています。<br />
『狭間 Hazama』が国際的な映像祭で評価されたことは、大きな励みになりました。<br />
今後、資金調達の機会にもつながってほしいと考えています。</p>
<p>そして最終的には、より自由な芸術表現も探求したい。<br />
ビデオアート、音楽やサウンドと同期するビジュアル作品。<br />
商業的な要件を超えた場所にも、大きな可能性があると思います。
</p>
</div>
<p><!-- ===================== 編集後記 ===================== --></p>
<h2>編集後記｜AI Creatorsが考える、次の制作環境と評価軸</h2>
<p>
AIクリエイティブの価値は、映画的な完成度だけでは測れません。<br />
AIによって拡張される表現は、企画、脚本、映像、音楽、ライブ、イラスト、プログラミング、広告、キャラクター、インタラクティブメディア、空間演出など、多様な領域へ広がっています。
</p>
<p>
同時に、作品の完成度を高めるためには、一人のAIクリエイターにすべてを背負わせるのではなく、それぞれの長所を生かしながら、専門家、評価者、技術、資金、時間、発表の場を接続する必要があります。
</p>
<p>
AI Creatorsでは、単にAIツールを扱える人を紹介するのではなく、AIによって新しい創造表現を切り拓くクリエイターと作品を見つけ、その才能がさらに伸びる国際的なコミュニティを構築していきたいと考えています。<br />
また、映画的なAI映像だけに評価軸を限定せず、ライブビジュアル、音楽、アート、コード、Web、イラスト、広告、IP、企画、脚本、コラボ、コンテンツ開発、実験表現など、AIクリエイティブによって生まれる新しい形式にも目を向けていきます。
</p>
<p>
モデルの性能は、これからも進化します。<br />
しかし、作品が人の心に残るために必要なのは、意図、判断、文脈、そして体験です。
</p>
<p>
AI映画の先にあるものは、単なる技術の進歩ではありません。<br />
それは、創作の方法、チームのあり方、評価基準、観客との関係を再設計する、新しい文化の始まりなのかもしれません。
</p>
<p><!-- ===================== CTA ===================== --></p>
<h2>AIクリエイティブを、具体的に次の制作機会へ</h2>
<p>AI Creatorsでは、AIによって新しい表現を切り拓くクリエイターの育成、発信、制作支援に取り組んでいます。<br />
また、生成AIを活用した企画やコンテンツ制作を検討する企業・団体との協業も進めています。</p>
<p>新たな表現を学び、作品を磨きたい方も、AIクリエイターとともにプロジェクトを形にしたい方も、それぞれの目的に応じた入口から詳細をご覧ください。</p>
<div class="linkcardcontainer"><div class="linkcard"><div class="lkc-external-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://ai-creators.tech/personal/" target="_blank" rel="external noopener"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=ai-creators.tech" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">ai-creators.tech</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/pz-linkcard/cache/bc748440cd1bd5ba0d9f1e50cd5eef3053c8f93f77127af74606df76c5a7b4d9.jpeg" width="100px" height="100px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">AIクリエイターを目指す方へ｜生成AIスクール・作品制作・登録</div><div class="lkc-url" title="https://ai-creators.tech/personal/">https://ai-creators.tech/personal/</div><div class="lkc-excerpt">AIクリエイターズの個人向けサービス。画像・映像・音楽・文章・Web・アプリ・AI開発を学べる実践型生成AIスクールと、作品や専門性を発信できる審査制のAIクリエイター登録をご案内。初心者から活動中のクリエイターまで、作品制作・ポートフォリオ・活動機会を支援します。</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div><div class="linkcard"><div class="lkc-external-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://ai-creators.tech/enterprise/" target="_blank" rel="external noopener"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=ai-creators.tech" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">ai-creators.tech</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//ai-creators.tech/media/wp-content/uploads/pz-linkcard/cache/51087f0ed3396215f209ffe69844f8c83bf30e53224ee43e63dcdff8e24f60da.jpeg" width="100px" height="100px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">生成AIクリエイティブ支援・AIクリエイター紹介・企業研修</div><div class="lkc-url" title="https://ai-creators.tech/enterprise/">https://ai-creators.tech/enterprise/</div><div class="lkc-excerpt">AIクリエイターズ for Businessは、企業・組織向けに、生成AIを活用したクリエイティブ導入、AIクリエイター紹介、AIコンテンツ・PV・IP制作、企業研修、AI活用顧問、広告・PR、事業提携を支援するBtoBサービス窓口です。企画段階から実行体制の構築までご相談いただけます。</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></div><p>The post <a href="https://ai-creators.tech/media/interview/victor-moreno/">海外AIクリエイター対談：Victor Moreno × aratama 璞、AIネイティブ表現と制作の未来</a> first appeared on <a href="https://ai-creators.tech/media">AIクリエイターズ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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